マンスリーマンションは、家具付きで短期契約が可能なため、引っ越しや転勤などの際に非常に便利な住まいとして人気があります。しかし、最近ではマンスリーマンションに長期滞在する人も増えてきています。年単位でマンスリーマンションに住むのはお得なのか、メリットとデメリットを解説します。
マンスリーマンションに長く住むメリット
マンスリーマンションは数ヶ月～1年単位で住む予定でも、対応可能です。
まず短期契約を選び、必要に応じて長期契約に切り替えられます。予測できない状況に対しても柔軟に対応可能です。マンスリーマンションに年単位で住むことには、さまざまなメリットがあります。
敷金礼金が多くの場合ゼロ
マンスリーマンションは、一般的な賃貸住宅に比べて敷金礼金が必要ない場合が多いです。
契約事務手数料やクリーニング費用などの初期費用も、一般的な賃貸住宅よりも安い傾向があります。初期費用を大幅に抑えられるため、引っ越しの際の負担は軽減されるでしょう。なお、マンスリーマンションの家賃支払いは契約更新毎の可能性が高いです。
家賃を1か月ごとに支払いたいと考えている方は、更新が月ごとの物件を選びましょう。
設備が充実
マンスリーマンションは、インターネットやエアコン、洗濯機などの設備が充実していることが多いです。
とくに家具家電付きのマンスリーマンションは、一切生活用品を用意しなくても住めるため人気が高い傾向にあります。エアコンなどを購入しなくても快適な生活を送れるため、真夏や真冬も快適に過ごせるでしょう。
インターネット接続が備わっている物件も多く、テレワークを検討する際の選択肢としても有力です。
マンスリーマンションに長く住むデメリット
一方、マンスリーマンションに長期滞在することには、いくつかのデメリットも存在します。
家賃が高額になる
マンスリーマンションは、一般的な賃貸住宅よりも家賃が高額になる傾向があります。
これは、家具や家電が完備されているためです。年単位で住む場合、家賃負担が大きくなることを覚悟しなければなりません。また、家賃は契約更新時に一括支払いのケースが多いです。もし分割の支払いを希望する場合には、業者に相談する必要があるかもしれません。
契約期間の制限がある
マンスリーマンションは、契約期間に制限がある場合も多いです。
年単位で住む場合定期的に契約を更新する必要があり、手続きの手間や手数料が発生することがあります。年契約がないマンスリーマンションの場合、長期的な住まいとしての安定性が低くなるかもしれません。
マンスリーマンションを選ぶ際には、長期契約プランの有無や更新条件も確認するようにしましょう。
退去時の原状回復
マンスリーマンションでは、退去時に原状回復が必要になる場合があります。
年単位で住む場合、使用期間が長いため、通常の賃貸住宅よりも原状回復費用が高額になるかもしれません。この費用を考えて、マンスリーマンションの契約をすることが大切です。
クリーニング費用が定額になっている物件を選んだり、家具や家電、住宅そのものを傷つけないよう暮らしたりしましょう。
年単位でマンスリーマンションに住むのはお得？
マンスリーマンションに年単位で住むのがお得かどうかは、家賃や初期費用、設備、契約期間などの条件によって異なります。
たとえば、家賃が高額なエリアや設備が充実した物件の場合、年単位で住む方がお得になるかもしれません。しかし、長期的な視点で見ると、一般的な賃貸住宅の方がコストパフォーマンスが高くなることが多いです。
マンスリーマンションは、賃貸より高い設定の家賃を支払う傾向にあります。初期費用は安くても、長期間支払う家賃で損をしては元も子もありません。対策としては、家賃が予算より少し安いマンスリーマンションを選ぶことが挙げられます。
マンスリーマンションに年単位で住む際の注意点
マンスリーマンションに年単位で住む場合、いくつかの注意点があります。
家賃
家賃は物件やエリアによって大きく異なります。
複数の物件を比較検討し、予算に合った物件を選ぶことが大切です。また、家賃には共益費やネット回線料金が含まれているかどうかも確認する必要があります。もし別料金になるなら、その分も加味して家賃総額を計算してください。
初期費用
初期費用は物件によって異なります。
基本的にマンスリーマンションの敷金礼金はかかりません。しかし、契約事務手数料や契約期間内の家賃などは事前に支払う必要があります。費用がどの程度かかるのかを事前に確認し、予算を立てることが重要です。
設備
マンスリーマンションには、必要な設備が整っているかも確認しましょう。
とくに、インターネットやエアコン、洗濯機などの設備は必須です。これらの設備が整っているかどうかが、快適な生活を送るためのポイントとなります。
契約期間
契約期間に制限があるかどうかを確認しましょう。
年単位で住む場合、定期的に契約を更新する必要があります。契約更新の手続きや手数料が発生することを見越して、計画的に契約を進めることが大切です。なお、契約更新は期間満了の前に連絡する必要があります。
規約をしっかりチェックしておき、契約延長を忘れないよう心がけてください。
退去時の原状回復
原則としてマンスリーマンションは退去時に原状回復が必要になるため、規約を事前に確認しておきましょう。
通常の賃貸住宅よりも原状回復費用が高額になる可能性がありますので、これらの費用をチェックしてから契約をしてください。
まとめ
マンスリーマンションは、設備が充実しているなどのメリットがあります。しかし、家賃が高額になる、契約期間に制限がある、退去時の原状回復が必要になるなどのデメリットも存在します。年単位でマンスリーマンションに住むのがお得なのかは、条件によって異なります。マンスリーマンションに年単位で住む場合は、メリットとデメリットをよく理解した上で、慎重に判断することが大切です。長期的な住まいとしての選択肢を検討する際には、これらのポイントを参考にして、最適な住まいを見つけてください。
